オートフォームジャパン代表取締役社長からのメッセージ


お客様各位

ニュースレター読者の皆さま

7月1日より創業社長のクリベリ マルコの後任として、オートフォームジャパン株式会社の代表取締役社長に就任いたしました。2006年、当時AutoFormの代理店であった住商情報システム株式会社にて技術サポートの担当になったことが、皆さまとの関わりの始まりでございます。右も左も分からない頃から、プレス金型とは?工程設計とは?など抱えられている課題の背景が理解できるようにAutoFormへの期待も込めて丁寧にご説明、ご指導を賜りました。歩みが遅く少しずつではございましたが、皆さまの抱えていらっしゃるご不便や課題解決への貢献が実感できるようになるにつれ、この業界の面白さに気付き、のめり込んでいったことを覚えています。

    新任の決意としては違和感があるかもしれませんが、あまり張り切り過ぎないよう注意をしています。というのは、手前みそではございますが、弊社スタッフはプロフェッショナルなマインドを持っており、細かくマネジメントをする必要がありません。現在のように予測が難しい変化が次々と起きる環境下では、最前線で戦っているメンバーが一番その変化を捉えています。その変化に対する個々の洞察をくみ取りながら舵取りをしていくことが成功の要因であり、私自身の役割であると理解しているからです。

 

急激な世界の変化の中で、日本の製造業も大きな過渡期を迎えています。隆盛を誇った日本の製造業は、新たなプレイヤーの出現や競争軸の変化により、強烈な生存競争に突入しています。確かな技術、技能を持ち、また実直に誠実に「ものづくり」を行っているにも拘らず緊張感のある生存競争にさらされている、というのは何か納得いかないのですが、現実に起こっている事実です。私たちは何かを間違えているのでしょうか?

 競争に勝つには、顧客に価値を感じていただける競合他社にはない特徴が必須で、それが無ければ必然として価格競争に陥り利益は確保できません。強みとなる特徴は、簡単に真似されてしまうものでは優位とはなりませんので、継続的な新技術を生み出すことのできる組織力や長年の信頼蓄積によるブランド力など時間をかけなければ追いつくことのできないものが競争差別化として機能します。

 

  AutoFormというツールの採用は誰でもできるため、競争優位にならないのではないかと疑問に思われるかもしれません。確かにすべてのデジタルツールはお金をだせば購入できますので、保有すること自体は競争優位になりません。前号でも触れましたが、日本人だけでなくすべての人にとって今までの成功の実績が裏付けする従来のやり方を否定することは難しいもので、新たな手法に挑戦することは勇気と反対勢力を押し切るエネルギーが必要です。日本、欧米に限らず、すべての既存組織で変化への対応には時間が必要となりますので、この対応力は大きな差が生まれるポイントでもあります。早く行動を起こし実績に結び付けることができることが、変化の激しい今の状況では間違いなく競争優位となり先行者利益を生むことになります。つまりいかにAutoFormを保有するだけでなく、上手く取り込み「実益」に結び付けることができるか、これが差別化のポイントとなります。

  AutoFormは、ホワイトボディ組付けシミュレーションのAutoForm Assemblyをリリースしています。この製品は、現実に問題となっているパネル組付け後の精度不良や成形不具合発覚によるやり直しを減らすことでリードタイム削減に貢献するソリューションです。30年弱の実績がありすでに業務に入り込んでいるAutoForm Formingプレス成形シミュレーションとは異なり、これから新しく業務プロセスに入り込むものです。新しいデジタルツールを受け入れ活用するためには、従来のやり方を変更する必要があります。全てがそうではありませんが、傾向として欧米と日本を比較すると、新しいデジタルツールがでてきた時に、適切な検証を経たうえで「今よりも良くなるだろう」とスタートしながら課題を改善しつつものにしていく欧米と、「使って大丈夫なのか?本当に問題はないのか?」と適用のための検証ゴールを過度に高く設定し、実適用までの時間を費やす日本という対比ができます。高く設定された検証ゴールを達成することは難しく、結果としてなかなかスタートすることができません。デジタルツールに最初に触れたタイミングは同じでも「実益」を得る期間には大きな差が生まれます。これが変化への対応力の差となり差別化要因として現れてくることになります。


 今回の顧客事例ではイタリアのフォンタナ・グループでのホワイトボディ・プロセスへのAutoForm Assembly適用の検証内容と結果をご紹介しています。また、ゲームチェンジャーになり得る、新しい見込み手法であるVAR(Virtual Assembly Reference)プロセスに関しても技術的な詳細説明の記事を掲載しています。すでにフォンタナ・グループをはじめとして多くの企業で検証済み導入済みのソリューションである事実を前提に皆さまの検証業務にお役立ていただければと思います。

 AutoFormグループは全世界でビジネスを展開していますが、オートフォームジャパンは日本企業の競争力強化に貢献することが使命でございます。皆さまはプレス、ホワイトボディのプロであり、弊社はデジタル化支援のプロでございます。両社の専門性を融合することで、リードタイム削減を達成するための競争力のある業務プロセスのデジタル化が実現することが可能です。現在のプロセスをあるべき姿に変革していく必要性を感じられている皆さまには、是非弊社スタッフへご相談をいただければと思います。

    弊社は2007年に設立され、2011年に代理店から引き継ぐ形で直販体制に移行しましたが、皆さまの温かいご支援を賜りながら着実な成長を遂げることができております。心よりお礼を申し上げます。この先10年、20年と日本製造業に貢献することで皆さまとともに競争に打ち勝ち、成長して参りたいと考えております。

皆様の安全と健康を心よりお祈り申し上げます。

 

オートフォームジャパン株式会社
代表取締役社長CEO
鈴木 渉


 

オートフォームジャパン株式会社

 

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