2022年 JapanForming Top 10
日本語版ブログサイトJapanforming.com の中で、2022年に最も多く読まれた人気のブログTOP10をご紹介いたします。他にもAutoFormの機能紹介、ユーザー様事例や業界動向など、ご参考になる記事が投稿されていますので、ぜひご覧ください。 1位 スターウォーズ『マンダロリアン』と高強度鋼のプレス成形 スターウォーズのSFテレビシリーズ「マンダロリアン」の世界で、高強度鋼材(AHSS)が担う重要な役割について詳述し、AutoFormソフトウェアを使って、スターウォーズファンたちを興奮の渦に巻き込んだマンダロリアンのアーマー・スーツのプレス成形におけるフィージビリティ・スタディーを紹介します。 2位 差厚鋼板の種類と設定~車体部品の軽量化への取り組み~ 自動車産業は100年に1度の変遷期といわれおり、自動車の多機能・高機能化が進み、車両の構造が変わり重量が増える傾向にある一方で、従来車より重量を軽くする軽量化への取り組みも同時に求められています。本稿では、車体部品の軽量化への取り組みとして、センター・ピラーを例に、使用される技術・工法・材料がどのような検討が行われているかご紹介します。 3位 電気自動車(EV)への転換点: 2035年までに電気自動車の販売台数がガソリン車を上回る可能性も! 中国における電気自動車(EV)の普及計画。中国自動車技術者協会(SAE中国)の技術ロードマップ2.0によると、2035年までにEVの販売台数がガソリン車を上回ると予想されています。オートフォーム中国のクリストフ・ウェーバーが上海で開催されたドイツ商工会議所のイベントで発表した講演の概要をご紹介します。 4位 最悪のケースを想定した材料の使用は最善策か? 材料パラメータのバラツキによる影響を考慮することで、プロセスの実行可能性を評価します。つまり一意的な状態ではなくプロセス・ウィンドウを考慮することで、ロバストな工程を検討できます。本稿では、理想的な検討の進め方をご紹介します。 5位 引張試験の能力拡張に関する近年の動向 引張試験の主な測定結果である、硬化曲線または応力-ひずみ曲線はシミュレーションで使用する材料の構成モデルを構築する上で不可欠な情報です。この従来の引張試験にDIC(デジタル画像相関法)測定技術の進化の応用によって、通常よりも多くの情報を得ることができた結果の考察についてご紹介します。 6位 アドバンスト成形性解析 : 従来の成形限界図による予測限界を超越し、高精度で合理的な成形性解析を実現 近年、美観や省スペースといった要件に対応するための、シャープ・エッジや急激な曲率変化の検討や、環境問題に対する超高強度鋼やアルミニウムなどの材料等級の採用が進むなど、プレス成形工程が複雑化しています。本稿では、成形限界図(FLD)を基軸とする従来の成形解析図と成形性予測の限界と、高精度で合理的なアドバンスト成形性解析(AFA)について解説いたします。 7位 シミュレーション精度向上に関するご紹介 シミュレーションの予測精度向上プロジェクトを推進するにあたり「より良いシミュレーションとはどうあるべきか?」という基本原理を決める際に参考としている考え方のシミュレーションの定義と、Verification & Validationのフレームワークをご紹介します。 8位 明日の天気とシミュレーション シミュレーションの予測精度向上についてさまざまな取り組みが紹介されていますが、本稿では予測技術の精度向上とその活用に取り組む意義や動機について、最も身近に利用されている天気予報と対比した考察を述べています。 9位 スプリングバックの測定、軽減、コントロール、および見込み補正 デジタル・エンジニアリングで問題を解決したものを、デジタル・マスターとして実際の現場で忠実に採用し実行することで、現実世界でのトライアウト・コスト削減とリードタイム削減に大きな効果をもたらします。本稿では、バーチャル世界におけるデジタル・エンジニアリングのスプリングバックの測定、軽減、コントロール、および見込み補正の効果的な検討方法をご紹介します。 10位 生産時のばらつきを考慮した効率的な見込み補正検討業務事例 自動車業界全体において環境負荷低減の要求が高まるなか、車体軽量化の一つの方策として超高張力鋼の適用範囲がますます拡大しています。超高張力鋼を採用するにあたり、スプリングバック見込み補正の困難さが、コストやリードタイム削減の大きな障壁となっています。本稿では、成形性検討の早期段階からばらつきを考慮することで、効率的かつ確実な見込み補正ワークフローを弊社で再現した事例をご紹介します。