皆さんはシミュレーション結果の判定をどのようにされていますか?
表示される色の分布が決まっていたとしても、問題となる色を見つけるのに手間がかかっていませんか?この手間を省く方法が“不具合抽出機能”です。今回はこの機能の【設定方法】と【利用方法】についてご説明いたします。
AutoForm Forming R10よりシミュレーション終了後、どの不具合が、どこで、どの程度問題なのかを表示するようになりました。たとえば、図1に表示されたアイコンは最終工程における”われ”の不具合箇所で、黄色は注意、赤は許容範囲外であることを示します。
ここでは“われ”を例として設定手順をご説明いたします。
不具合タイプ | デフォルト結果変数 |
---|---|
われ | マックス・フェイラー 板減/熱シミュレーション:機械的… |
しわ | シワの可能性 |
スプリングバック | 参照からの法線方向の変位 |
見込み補正 | 法線方向の材料変位 |
性能 | 板減/熱シミュレーション:機械的… |
サーフェス | サーフェスへこみ |
表2に不具合状況を示します。
パネル状に表示されたアイコンと情報については、下図に示すようになっています。