オートフォームジャパン代表取締役社長からのメッセージ


お客様各位

ニュースレター読者の皆さま

  2022年も残り僅かとなりました。昨年に引き続き皆さまに多くの製品をご採用、ご活用いただいた結果、オートフォームジャパンは17%の大きな成長を果たすことができました。日頃より、AutoFormをご活用いただいております皆さまに感謝申し上げます。
    成長の原動力となったのは、OEM, Tier1を筆頭にお客様におけるデジタル化推進によるシミュレーションの強化によるものです。特にTier1のお客様において、急激な変化の中での生き残り、もしくは変化を機会と捉えられた企業が投資を加速されているのを実感しています。これからの将来に対して健康的な危機感を持ち、将来に対してどのように戦っていくか、会社の方向性が定まっていて経営層からのメッセージが社員に伝わっていると感じるお客様が増えてきたことが要因だと感じています。

 

    別でレポートしていますが、10月に”CarBody Digital Transformation summit 2022”と題して、各社のマネジメント層の方々をご招待したイベントを開催いたしました。発表された内容の多くが、何を目指している中でのデジタル化なのかを強調したご発表であったことが印象的です。たとえば、金型の大部分をアウトソースしている企業では、自社のデジタル化だけではなくアウトソース先企業のデジタル化支援の取り組みと、サプライチェーン支援が自社にとってどのような競争力強化に繋がるのかに関して共有されました。また、アセンブリ・ヘム領域では、開発初期段階での新たなシミュレーション活用プロセスにより現場でのクランプ修正作業の25%、設備スペースの29%、ロボット修正で20%、スポット溶接に関連する修正の14%を削減した事例が共有されました。この新しいプロセスの採用に至る経緯では、従来、標準による溶接工法が確立されているため変更の必要性はないとされていた常識が、実は現場ではこの標準の50%が機能しておらず問題が発生していたことが分かったこと。そして、従来の方法を否定することは、時には他部署、他者を否定することにもなるため、組織として非常に難しいことであるが、実行しないと他社に負けてしまうとの危機感から検証を行い、関連する人を説得し、新しいプロセスの導入決定に至った経緯についても生々しく紹介されていました。
    関連する部署や人が多いほど、新しいプロセスの導入には障壁があり、計画のみで実行に至らないことも多くあります。当然生み出される価値が高いことが前提ですが、実現は難しいが、競合企業にとってもまねしにくく実行までの時間が多くかかる新しい取り組みは間違いなく差別化された競争力になります。
    今回のイベントでは、各社マネジメントの方々が、いかに危機感を感じ、勝つための施策を実行しているか、そのリアルに触れることができた貴重な機会となりました。来年も企画をしておりますので、ご参加をご検討いただけますと幸いでございます。

    AutoFormは素晴らしいソフトウェアであると自負しております。世界中どこでも購入することができますが、導入するだけでは競争力の強化にはつながりません。今回ユーザーケースとしてご紹介している、中国や韓国企業でもAutoFormを活用いただき効果を出していただいています。
    皆さまの競争力強化を実現することがオートフォームジャパンの使命であり、その組織能力を準備することが私の役割でございます。
    皆さまにおいて、導入したけれども思ったような効果がでていない、今よりさらに競争力強化につながるような効果的な使用をしていきたい。といった想いのある方はぜひ、担当までご相談をいただければ幸いです。

    2023年にはコロナ禍で開催を見送っていたユーザー会を、9月もしくは10月に開催したいと考えています。皆さまのお考えや事例を共有していただきながら、ユーザー様同士の交流の場となれば幸いでございます。

    本年も格別のご愛顧を賜りありがとうございました。皆さまとご家族のご健康を心よりお祈り申し上げます。どうぞ良いお年をお迎えくださいませ。


オートフォームジャパン株式会社
代表取締役社長
鈴木 渉


 

オートフォームジャパン株式会社

 

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