マルコA.クリベリの感謝と惜別のご挨拶
お取引先の皆さま
AutoFormユーザーの皆様
オートフォーム社製品/サービスに信頼を寄せていただいているすべての皆様
今から16年前の2007年、オートフォーム社の創設者であるヴァルデマー・クブリから、日本におけるオートフォーム社の長期戦略を策定するよう依頼をいただく名誉に恵まれました。当時のオートフォーム社は1995年からの12年間、住商情報システム(現SCSK)株式会社と代理店契約を結んでいました。
クブリの要望に応じて市場調査や机上検討を行った結果、2007年半ばにオートフォームジャパン株式会社を設立致しました。それから16年の時を経た2023年3月31日、私は満を持して引退の時を迎え、オートフォームジャパン社を鈴木渉と、高度な専門性を有し士気に満ちた同僚たちに委ねます。比類なきサービスレベルと、確かな技術の裏付けをもって、無駄のない効率的なプロセスの実現というさらなる飛躍へ乗り出そうとする、オートフォームジャパンへの輝かしい期待を胸に引退できることを誇りに思います。オートフォーム社は、ホワイトボディの生産技術および製造のプロセスを効率化し、大幅なコスト削減だけでなく、新型車開発から市場投入までの期間も劇的に短縮できる製品群をお客様へお届けすることにおいて、日本市場の先頭を行く立場にあると自負しています。
オートフォームジャパン社の指揮をとり駆け抜けた日々は、すべてのお客様からの変わらぬご愛顧に支えられた素晴らしい旅路でありました。日本を拠点とするオートフォームジャパン社、その製品および優れたサービスレベルにご支援やご信頼をお寄せいただき、また時には厳しいご意見や機能強化のご要望を頂戴することが原動力となり、私自身および社員一同、常に最善を超える対応をすべく励んで参りました。オートフォームジャパン社で過ごした16年間はかけがえのない財産であり、皆様には心より感謝申し上げます。
日本での職責は全ういたしましたが、今後も東京と鵠沼海岸の別宅にて、引き続き日本での生活を楽しみたいと思います。私の故郷とも呼べるこの美しい日本では、37年間を仕事に捧げてきました。今後はスイスやニュージーランドでの長期滞在なども織り交ぜながら、より充実した引退生活を送ろうと考えています。
最後に、すべてのお客様、そしてオートフォーム社製品をご活用いただいたすべてのマネージャーやエンジニアの皆様へ、最大限の謝意を込めて「SA YO NA RA」の言葉を贈ります。皆様の一層のご健勝と会社の繁栄を祈念して、退職のご挨拶とさせて頂きます。
マルコA.クリベリ
2023年3月1日 東京にて