オートフォームジャパン 代表取締役 鈴木 渉からのメッセージ

オートフォームジャパン代表取締役 鈴木 渉からのメッセージ お客様各位 ニュースレター読者の皆さま ■ はじめに 今年に入り連続した各地の地震によるニュースが目立つようになり、昨年の今頃は、関東甲信地方の史上最速の梅雨明けと6月の猛暑日の日数が観測史上初であることがニュースとなっていました。線状降水帯という言葉は、耳にすることが増えたため言葉としての目新しさはありませんが、2014年の広島の豪雨土砂災害に代表される災害の要因として、最近では当たり前のようにこの梅雨の時期である6月から8月頃に人々の豪雨災害への不安を引き起こすキーワードとなっています。このようなさまざまな災害を引き起こす一因として、地球温暖化が問題視されていることは周知されているとおりでございます。 ■ CO2排出量削減へのAutoForm活用 今回お届けするAutoForm Newsでは、ユーザー様事例をお休みし、温暖化の主原因とされている、CO2排出量に関連する記事として、熱間プレスと冷間プレスの工法によるCO2排出量を考察した記事をピックアップしました。 AutoFormは、ご活用いただくことで競争力強化の源泉となる生み出される価値を最大化することに大きな意識と意思を持って製品開発、技術支援を行っていますが、より持続可能な地球の未来への貢献として、パリ協定に始まった2050年までの「ネットゼロ」達成に向けてのご支援も加速して参ります。 AutoForm活用によるデジタル化促進により生み出される価値を最大化する取組みで議論される「価値」はさまざまありますが、新たなプロジェクトを獲得することによる、収益とリードタイム、コスト削減による利益への貢献が主となっています。ここに、CO2排出量削減量を価値として議論できるように、ツールを準備しています。また、CO2排出量削減に関連するユーザー様事例もFormingWorld・JapanFormingに随時UPしていく予定です。 ■ お客様同士の交流のハブとなれるように 9月29日(金)に4年ぶりとなるユーザー会を開催いたします。このユーザー会はAutoForUmと名づけ、皆さまが集まり交流する場(forum)を設けることに価値をおいているものでございます。情報を得るだけであれば、Googleを通じてどのような情報も得られる時代になり、AutoForm社からもFormingWorld・ JapanFormingのサイトやWebinarで情報のご提供をしているように、情報を得るためのコストはとても低くなりましたが、その一方で直接的な対面でのコミュニケーションコストは出張費や移動時間の正当性が求められ、間違いなくコロナ前と比べれば格段に上がっています。そのような状況ですので、時代と逆行する形になりますが、このユーザー会は対面で実施します。ユーザー様より魅力的なコンテンツとして、プレゼンテーションを準備していただいておりますが、プレゼンの内容の議論や日頃の疑問点などのご相談など、十分な交流が促進できるようなインターバルの時間や懇親会も用意しております。 このような時代だからこそ、直接的な交流の場に価値を見出していただき、積極的なご参加をいただければ幸いでございます。 同様に、ワールドワイドでの仕掛けとして、EuroCarBody開催に合わて、10月16日(月)ドイツ、フランクフルトでCarBody Management Summit 2023を今年も開催いたします。主旨は同様で皆さまの情報交換、交流のハブとしての場を世界に広げ、価値としてご提供するものでございます。AutoForUmもCarBody Management Summit 2023も別ページで詳細をご説明しているとともに、随時アップデート情報はお伝えして参ります。 ■ さいごに このAutoFormNewsですが、紙媒体からの開始から約15年、デジタル媒体に形を移行してからは4年目を迎えます。毎回、どのような情報提供が良いのか、頭を悩ませながら、皆さまからのフィードバックを参考にして準備をしています。 皆さまへ意味のある情報提供のパッケージとして、より機能させ、進化をするためにAutoFormNews・ FormingWorld・ JapanForming・ Webinarなど引き続き総合的にフィードバック、ご要望をいただければ幸いでございます。 皆様の安全と健康を心よりお祈り申し上げます。 オートフォームジャパン株式会社代表取締役社長鈴木 渉
オートフォームジャパン代表取締役 鈴木 渉からのメッセージ

お客様各位 ニュースレター読者の皆さま 朝晩の冷え込みが激しい時節柄、皆さま体調を崩されてはいないでしょうか。季節の変わり目ですのでお体には十分お気をつけくださいませ。 9月29日に4年ぶりのユーザー会となる「AutoForUm2023」を開催し、大成功のもとに無事終了することができました。皆様には厚くお礼申し上げます。 東京1箇所での開催でしたので、遠方の方はまだ外が暗い中、始発でお越しいただいた方もいらっしゃいました。月末であったり、他のイベントと重複してしまったりと開催時期の再考も課題として残っておりますが、午前中の技術セミナーからAutoForUmユーザー会、最後の懇親会、懇親会後の2次会、3次会と本当に多くの方にご参加賜りました。4年前とはガラッと価値観の変わった現在ですが、今回は、対面式にこだわりました。前回とは明らかに異なり、皆さまのニーズの高まりから、ユーザー様同士のコミュニケーションを促進することができたことに手ごたえを感じています。AutoFormは製品のご提供だけでなく、このように皆さまが集まる場やコミュニケーションを創出するような潤滑剤としての役割を一層果たせるように、いろいろな仕掛けを考えて参りたいと思います。ただ一方で、オンラインでのハイブリッド開催を望む声もいただいていますので、開催形式やその他コンテンツも含め、お声を頂戴しながら良い形態を模索して参ります。 素晴らしいプレゼンテーションにより、皆さまに多くの情報や気づきを持って帰っていただくこともできました。ご多用の中、ご準備、ご発表賜りました、日産自動車株式会社 佛川様、本田技研工業株式会社 川口様、南工株式会社 成本様、トヨタ自動車株式会社 野田様、あらためてお礼を申し上げます。ありがとうございました。 EuroCarBodyの開催前日の10月16日にCarBodyManagementSummitと題しまして(Agendaなどはこちら をご覧ください。)マネジメントを対象とした、インターナショナルイベントを開催しました。日本からのお客様も15名ご出席賜りました。発表は、自動車のボディショップの現在と将来、技術トレンド、チャレンジに関しての基調講演から始まり、OEM・Tier1の方々からHotStamp、 Stamping、 Assembly、 Hemming、 Shopfloorのデジタル化など、さまざまなテーマに関して、明快なビジョンとともにお取組みの共有がなされ、ブレイクタイムには、発表内容をきっかけとし各国の方々がコミュニケーション、ネットワーキングをされる姿が多くみられました。日本からも日産自動車株式会社の阿部様にご講演いただきました。阿部様のご発表は、各国の皆様からも本当に多くのご質問が寄せられるほど興味深いご発表でした。誠に有難うございました。 CarBodyManagementSummitの後は、Audi Neckarsulm plantに日産様と, BMW Eisenach tool shopにトヨタ様と情報交換を目的として訪問をして参りました。Audiでは当日になり工場見学が許可されなかったり、BMWでも時間の制約がありすべてのテーマに関して議論を終了することができなかったりと、課題がありお客様にはご迷惑をおかけしてしまいました。ただ、ご参加いただいた皆さまには、組織構成、エンジニアリング、金型づくりに関して、思想の差異によるアプローチの違いなどを実感され、興味深いツアーとなったのではないかと信じています。 2024年は、10月14日(月)の開催予定でございます。引き続き、今回のようにヨーロッパのOEMやTier1との交流ツアーも検討し、皆さまとインターナショナルなコミュニケーションの橋渡しをして参りたいと考えています。 今回ご報告させていただきました、日本での交流、海外でのお客様同士の交流のハブとなれることも、AFJPの付加価値としてより意識をして参ります。 製品だけでなく、また、技術サポートだけでなく、他社、他エンジニアとの交流に関しても皆さまのご要望をお聞きしながら企画して参ります。日々の弊社メンバーとのやり取りの中で、ご要望を賜れれば幸いでございます。 皆様の安全と健康を心よりお祈り申し上げます。 オートフォームジャパン株式会社 代表取締役社長 鈴木 渉